こんにちは!
当ブログでは以前、片頭痛持ちの美咲さんと頭痛持ちではない萌さんの日常を比較して、片頭痛がどれほどストレスになっているかを考えてみました。
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今回は「片頭痛持ちの美咲さんが頭痛外来を受診したらどうなるか」を見ていきたいと思います。頭痛で病院に行くかどうか迷っている方の参考になれば幸いです。
片頭痛ストレスはもうイヤ!
美咲さんはある会社の総務課に勤務しています。
片頭痛が月に数回起こるので、市販の頭痛薬を飲んだり休憩をとったりして何とか対処してきました。
けれども繁忙期になると、片頭痛が起こっても周りに気を遣って休憩も満足にできません。
そこで思い切って頭痛外来を受診することにしました。
頭痛外来はどこにある?
美咲さんは、どこに行けば頭痛を診てもらえるのかインターネットで調べました。
「頭痛 医師 リスト」と検索すると、日本頭痛学会の「認定頭痛専門医一覧」が出てきました。都道府県ごとに頭痛の専門医が一覧になっています。
美咲さんの住む県のリストに、近所のクリニックが掲載されていました。ホームページを見ると、そこは脳神経内科が専門で、予約制の頭痛外来もありました。
美咲さんはクリニックの頭痛外来を予約しました。
はじめての頭痛外来
美咲さんは、頭痛の痛みを上手に伝えるコツを予習して、クリニック受診に備えました。
予約当日、クリニックに行くと待合室は患者さんで込み合っています。頭痛に悩んでいるのは自分だけじゃなかったんだ、と美咲さんは少し驚きました。
受付で問診票を書いた後に、診察室に呼ばれました。
医師「こんにちは。頭痛があるとのことですが、頭痛でお困りのことと、どんな頭痛かを教えてください」
美咲「右側の耳の上あたりが、ズキズキ脈打つような感じで、薬がないと我慢できないくらい痛いです。頭痛自体もつらいですが、そのせいで仕事に支障が出たり、イライラしてしまうのがストレスです」
医師「頭痛以外に症状はありますか?」
美咲「パソコンの画面をまぶしく感じたり、吐き気もあります。歩くのもつらいです」
医師「頭痛が起こる前に、視覚や感覚に変化が起こりますか?」
美咲「特にありません」
医師「いくつかチェックさせてください(脈拍、血圧、甲状腺の腫れ、腱反射などを確認)……特に異常はなさそうですね。おそらく片頭痛です」
美咲「悪い病気ではないんですよね?」
医師「今回は片頭痛の発作を軽くして回復を早める薬を処方します。頭痛が始まったらなるべく早めに服用してください。「片頭痛@LINEヘルスケア」で、頭痛が出た日や時間帯、頭痛の程度、服用した急性期治療薬、詳しい症状やメモなどを記録して、次回見せてください。」
美咲「わかりました」
医師「他に聞きたいことはありますか?」
美咲「片頭痛を予防することはできるのでしょうか?」
医師「はい、基本的には、日常生活で規則正しい生活を心がけることと、片頭痛の誘因となっているものを避けることが必要です。それから、片頭痛を予防するためのお薬もあります。次回の診察のときに、予防についてお話ししましょう。お大事に」
美咲「ありがとうございました」
美咲さんは、自分の頭痛について話を聞いてもらえ、薬を処方してもらって安心しました。そして、頭痛日記をつけることで少しずつ片頭痛コントロールができそうな気がして、心も軽くなりました。
ひとりで頭痛に悩まないで!
美咲さんの頭痛外来の体験談はいかがでしたか?
これは片頭痛でよくある症状と診察風景を元にしたフィクションですが、頭痛外来でのやりとりをなんとなくイメージしていただけたのではないでしょうか。
頭痛という目に見えないつらい病気を、ひとりで何とかしようとするのはストレスがかかります。専門家のアドバイスやサポートがあるだけで、気持ちがだいぶ楽になります。
もしあなたが頭痛に悩まされているならば、ひとりで悩まず、お医者さんの手を借りましょう!
「片頭痛@LINEヘルスケア」では気軽にお医者さんに相談できます。ぜひ登録してくださいね!
監修:仙台頭痛脳神経クリニック 院長 松森保彦 先生
提供:アムジェン株式会社