
こんにちは!
頭痛って、目に見えませんよね。
だから、どこがどのくらい痛いのかは本人にしかわかりません。
これこそが、頭痛のつらさが理解されにくい原因であり、本人にとっても周りの人にとっても悩ましいところです。
体重なら体重計で、血圧だったら血圧計で測って数字で示されるので、誰が見ても同じように「高い」「低い」と判断できます。
頭にかざせばピピッと頭痛の程度を判定できる、なんて便利な機器があればいいのですが、残念ながら頭痛は数値化できません。
どんな頭痛に悩まされているのかは「本人が説明する」しかないのです。
そこで、おすすめしたいのが「頭痛日記(頭痛ダイアリー)」を付けることです。
頭痛日記(頭痛ダイアリー)で頭痛を「見える化」しよう!
頭痛日記は「頭痛について記録していく日記」です。
頭痛が起こった日時、程度、時間、使用した薬、食事内容、行動(運動、外出など)、気づいたことなどを書いておきます。
そうすることで、「見えない」頭痛を「見える化」することができます。
これは頭痛患者さんにとっても、お医者さんにとってもメリットがあります。
主なメリットを表でまとめてみました。
このように、頭痛日記は「患者さんとお医者さんで協力して、最短で最善の予防・治療に辿り着く」ための有用なツールなのです!
頭痛日記ってどんなもの?
では、頭痛日記とは具体的にはどういうものなのでしょうか?
実は「これこそが頭痛日記だ!」というものがあるわけではありません。
最もスタンダードなのは、日本頭痛学会のホームページに掲載されているものでしょうか。これは無料で配布されています(ウェブサイトからPDFをダウンロードできます)。また、受診したときに医療機関や製薬会社などがオリジナルで作っているものを渡されることもあります。
スマートフォンで使えるアプリも出ていますので、「頭痛日記」や「頭痛ダイアリー」で検索して、ご自身が使いやすそうなものを探してみてくださいね。
いくつも冊子を持ち歩いたり使い分けたりするのが面倒に感じる人は、専用の頭痛日記でなくても、ふだんから使っている手帳やカレンダーを流用してもOKです。
頭痛について記録してお医者さんに見せられるなら、何でも大丈夫です。
毎日付けるのが面倒な人へ
頭痛日記はとても大事なツールですが、実際には面倒臭くて付けていない人、忘れてしまう人が少なくありません。
大部分の人は「毎日書かなきゃ」と思うと気が重くなりますよね。
もちろん毎日付けるのがベストですが、それが難しいようなら1週間分をまとめて付けても大丈夫です。
あれもこれも記録するのが大変なら、「何の薬をいつ飲んだ」「頭痛のあった日に〇をつける」だけでもいいのです。
もし受診の直前に「頭痛日記を書いてなかった!」と思い出したら、薬の残りの数をチェックしましょう。そして、病院の待合室で思い出せる範囲で頭痛日記を書きましょう。
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☑週に1回でもOK
☑頭痛のあった日に印をつける
☑薬を使ったかどうか
☑気になることがあればメモ
それだけでも、何もないよりはずっと診察の助けになります。
限られた診察時間で、その場で過去の頭痛について思い出しながら答えていてはもったいないです。それよりも、生活指導、頭痛のコントロール方法の相談に使った方が有意義です。
頭痛のストレスから解放され、頭痛をコントロールできるようになるために、頭痛日記で頭痛の「見える化」、取り入れてみてはいかがでしょうか。
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提供:アムジェン株式会社